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理事長所信

理事長所信

第44代理事長 武藤 一生

  • 「継続と行動」

【はじめに】
 私が魚沼青年会議所に入会して、早くも10年が経ちます。東京から地元に戻ってきた翌日には地元消防団へ、2日目には商工会青年部へ、そして3日目には当青年会議所へと、立て続けに3つの団体に勧誘され、すべてに入会しました。当初、勧誘してくださった先輩方は顔見知りでしたが、青年会議所という団体のことはよく知らず、活動内容も目的も理解せずに入会しました。正直なところ、「地元で少しでも顔を広めたい」という軽い気持ちだったと思います。
 しかし、各団体の活動に携わり、いずれも地域社会への「奉仕活動」を担う団体であると理解するようになりました。年会費を支払い、プライベートや家族との時間を捧げ、地域のために奉仕する。私たちが子どもの頃から親しんできた祭りやスポーツ大会、地域イベントの多くが、住民の想いによって支えられていたことに気付かされました。つまり、今の私たちが想いを受け継いで「継続」し、さらに新たな価値を「創造」していかなければ、次の世代に地域の伝統を残すことは出来ません。

【「継続と創造」に込めた想い】
 魚沼市の人口は年々減少しています。出生数の減少に限らず、地域の魅力が失われれば若者が都市部へと流出し、人口減少が加速してしまうという社会的な側面もあります。そして人口が減っていく地域には、企業も新たに参入しづらくなり、経済の循環も滞ってしまいます。この悪循環を止めるためには、私たち企業人が事業を拡大させ、「新たな雇用の創出」や「地域の魅力づくり」といった課題に取り組む必要があります。つまり、新たな経済活動・地域の魅力を「創造」することが魚沼市に求められています。それは個人や民間企業だけではなく、行政も一体となり、協力して取り組むべき課題であると考えます。
 私は未来の魚沼が衰退の道を歩むことを望みません。そのためにも、今あるものを大切に守りながら、新しい試みに挑戦し、未来へとつなぐ活動を行う必要があります。ほんの少しでも新しいことに挑戦し、毎年一歩ずつでも歩み続ける。そうすれば、私たちの地域が衰退の一途を辿ることはないはずです。
 本年度は、魚沼国際雪合戦をはじめとする、先輩諸氏が築いてこられた外部の地域や団体との連携・交流事業を「継続」し、さらなる発展を目指して運動を展開してまいります。また、今年度開催されるASPAC新潟大会に参加される各国の皆様に対しては、雪国・魚沼の魅力を積極的に発信するとともに、ビジネスの側面でも魚沼の企業との将来的な繋がりが期待できるような、新たな関係性の「創造」にも取り組んでまいります。
 魚沼市は世界有数の豪雪地であるからこそ、お米は屈指の品質を誇り、世界でも有数の日本酒の聖地となっています。雪が織りなす魚沼の魅力は、世界に誇るかけがえのない価値であり、宝物であると、私は確信しています。

【JCだからこそできること】
 私が青年会議所という団体に特別な意義を感じているのは、「組織運営を実践的に学べる場」であるという点です。私自身、社業の創業者ではありませんが、先代から受け継いだものを継承し、さらに発展させていく責任があります。JCには私と想いを同じくする仲間達や、自身が創業者として活躍する仲間達が沢山います。彼らの意見や考え方は今後の私自身の成長にも大きな影響を与えてくれると考えています。志を同じくする彼らと協力し既存のものを丁寧に「継続」しながらも、時代に合った新しい価値を「創造」していく青年会議所の活動は、まさに修練の場であり、実践の場だと私は考えています。

【結びに】
 私は青年会議所の活動に積極的に関わってきたわけではありません。むしろ、遠のいていた時期も多くありました。しかし、これからは自分の殻を破り、率先して行動する一年としたい。そう決意し、「継続と創造」というスローガンのもと、2026年度理事長としての責務を全うしてまいります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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