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理事長所信

理事長所信

第42代理事長 高橋 雄大

  • 「+Ultra」~ もっと先の未来を ~

【はじめに】
「先の未来を想像できるでしょうか」
私たち青年会議所は「明るい豊かな社会を築き上げる」という共通の理想があります。
だからこそ実現していくために先の未来に向かって進んでいけるのです。しかし、未来を想像し実現していくことはそう簡単なことではありません。一般社団法人魚沼青年会議所は創立40周年を迎えました。40年という年月は私たちの年齢よりも長く、ここまで活動してこられたのは先輩諸氏がこの地域のために想いと理想を掲げ、地域の課題を解決しようと努力し、それを紡ぎ活動を続けてきたからです。目指す理想と想いは変わらずとも時代の変化とともに変わってきたこともあります。地方分権一括法による平成の大合併で2004年に魚沼市が誕生し、2006年に一般社団法人小出青年会議所から一般社団法人魚沼青年会議所として名称変更いたしました。今年で魚沼市制20周年を迎え、さらには1982年に開通した関越自動車道「小出IC」も今年「魚沼IC」へと名称を変更する予定となっています。変わりゆく時代の中でも、私たち青年会議所は常に先の未来に向かって先導していかなければならない。その想いは変わらず、これからも偉大な先輩諸氏が受け継いできた40年間の歴史と理想を受け継ぎ、新しい時代の変化を恐れることなく、信念を持ち進んで挑戦できる「魚沼青年会議所」でありたいと考えています。
日々、変わりゆく時代の中で10年先、20年先の未来に希望が持てるのか。ひとりでは見えないが人と人がつながり合い、多様な考え方や発想を出し合えば、なりたい未来を想像ではなく実際に実現していける。もっと先の未来をみんなで創っていきましょう。

【人との繋がりから生まれるひとづくり・まちづくり】
 近年、会員数の減少により私たち魚沼青年会議所のメンバーだけでは事業の成功が困難になってきていることは事実であります。しかしながら地域の様々な課題から目を背け、他人事のように誰かが解決してくれるだろうという考えで良いのでしょうか。明るい豊かな社会の実現は私たち青年世代の手にかかっています。この時代に生きる私たちだからこそ本気で向き合い行動を起こしていく義務があり、当事者意識を持って時代を切り開いていかなければなりません。我々はJC活動をすることが目的ではなく、活動を通じて目的や効果をこの地域に幅広く波及させることが大切です。
日々この地域に暮らしていながらも、何となく知っているだけで理解していないことが多いような気がします。インターネットやSNSの発達により様々な情報が簡単に得られるこの時代ですが、従来の交流の中から得られる情報の信頼性には敵いません。地域の魅力や課題と本気で向き合うのであれば、同じ地域の人と一緒に対話をして現状を理解し、地域一体となってこの先を考えていくことが大切です。人はそれぞれ違う価値観を持ち、多様性の中で様々な生き方をしています。SNSで「いいね」が飛び交う中で同調はしていても全く同じ意見ばかりではないはずです。常に右にならい、長いものに巻かれていたらこの国や地域が良くなるはずがない。時には交流の中で意見の違いから衝突や言い争いも起こるかもしれません。しかし、その衝突がなければ新たな発想やアイディアが生まれることもありません。私たちは様々な意見を聞き入れ、最良を目指すことで次につながる活路を見出し、新たな一歩を踏み出せるのです。
まちはひとによって作られます。一人ひとりが地域のことを想い協力し合うことで「ひとづくり」が生まれ、ひとづくりの輪が地域一体へと広がり行動することで、きっと明るい豊かな「まちづくり」が実現できます。

【乗り越えた先に成長と友情が生まれる】
 青年会議所は「修練」「奉仕」「友情」の三信条の基、明るい豊かな社会の実現に向けて活動していく団体です。
入会当初は青年会議所という組織も理解せず、何のためにやっているのだろうかと思っていた時期もありました。そんな思いで抵抗がありながらも、きっと神様は乗り越えられる試練しか与えない、やってみたら何か発見があるかもしれないと活動してきました。数年の活動の中で苦難や失敗も多く経験しましたがここまで乗り越えてきました。そして、青年会議所の活動を通じて、多くのメンバーに出会いそれぞれの意見をぶつけ合いながら切磋琢磨し、共に助け合って地域のために事業を成功させる。その様な経験を実際に体感したからこそ、沢山の発見や気付きがあり自分自身の気持ちに変化があったのだと確信しています。
青年会議所には必ず成長の機会があります。それにも関わらず挑戦しない、やる前からできないと諦めてしまえば成長も得られないでしょう。さらには、地域の課題を解決し人を導くリーダーにはなれないのではないでしょうか。
私たちはリーダーとして目標のために共感してくれる同志を増やすことも重要事項だと考えます。一人では出来ないことがあるのはわかっています。しかし、諦めずに共感してくれる同士を募ればこの先も出来ることは無限大です。目標に向かって挑戦する姿勢、諦めず一生懸命やっている姿は人を惹きつけ自然と協力したくなるものではないでしょうか。
我々は常にこの地域の先導者でなければならない。失敗を恐れることなく、青年らしく全ての機会を成長のチャンスと捉え、同じ志を持つ仲間と一緒にその先へと導いていきましょう。

【魚沼人情をこれからの青少年へ】
 子供たちの未来には幾通りもの可能性があります。その人生はまっすぐばかりではなく右往左往で登りや降りの様々な道のりでしょう。しかし、その過程で多くの人と出会いながら教えをいただき、お互いに応援し協力合い、経験と努力を重ねながら成長していきます。どんな人生であれ必ず自分自身で決めて進まなければいけません。やり直したくてもできない一度きりの人生の中には挫折や困難もあるはずです。それでも辛抱強く、粘り強く一生懸命に大事な自分の人生を歩んでもらいたい。また、喜びや楽しみもあるはずです。社会との協調性をもって、温かく周囲に接すればその喜びや楽しみが生きがいとなり社会へと広がることでしょう。
「魚沼人情」とは、協調性をもって、辛抱強く、粘り強く、温かく周囲に接する人情です。この地に活きる者として、先人がしてくれたように私たちも次世へ魚沼人情を伝え、継承していかなければなりません。親から子へ、先輩から後輩へ、私たちから君たちへ、地域全体で受け継がれる魚沼人情が彼らの人生の価値をより高め、自分の進むべき道を自分で切り開き、諦めることなく一生懸命に努力できる青年となる。そして、彼らがきっとこの地域の未来を担うことでしょう。

【結びに】
先人が成し遂げてくれたから今がある

人の想いが継承され現実となる

もっと先の未来を創造するのは私たち青年

魚沼人情のもと心をひとつに

使命感をもち素直な心で率先してやろう

未来を生きる者のために新たな挑戦を

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