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活動報告

2015年度 (一社)魚沼青年会議所 理事長所信

一般社団法人魚沼青年会議所
2 0 1 5 年度理事長所信
星 朋秀

○ はじめに
この地域が魚沼市となり10年、あの中越地震からも同じ月日が経ちました。地球の気候が変わりつつある昨今、日本という島国がありとあらゆる災害に見舞われた期間でもあると思います。私達はこの間に起こった出来事を忘れません。この様々な災害を経験したことにより、私達は地域と人との繋がりを確認できた期間とも言えます。
2015年、地域に明るい話題が乏しい中、私達は魚沼地域と人との繋がりを今まで以上に強固とするために動き出します。地域と地域、人と人、そして心と心の絆をつなげ、魚沼青年会議所としての意義を再確認するために、私達は2013年、設立30周年にて『魚沼JC宣言文』を宣言した事により、魚沼という地域で生きて行く者としての意地を貫き通したいと思います。
また、魚沼に住む人達に最高の笑顔を創り出す“きっかけ”は、魚沼青年会議所にも先導出来ると思います。その為にはまず、メンバーが魚沼青年会議所の活動にやりがいを感じ、楽しく行動出来なければなりません。“笑顔のあるところに人は集まる”魚沼青年会議所は、魚沼の楽しさと笑顔を発信し、地域の人達と共に輝ける未来へ向かいます。

○ 会員拡大
この魚沼には、人材という宝が多く眠る地だと思います。その宝を掘り出すには、まずメンバーが楽しく有意義な活動を行い、その活動をより多くの人達に発信して行くことで、魚沼青年会議所という組織がいかに地域貢献をし、自らを磨き上げ、仲間たちと楽しく笑顔で活動している組織だということを知って頂いた上で、会員という宝を見つける事が出来るものと思います。
魚沼青年会議所は、JC三信条を強く発信することでより多くの仲間を惹きつけ、将来に渡りより良い活動を行う組織の“地盤”を強くします。

○ 地域活性
魚沼青年会議所として一番やらなければならないのは、魚沼地域の活性化です。“地域の活性無くして魚沼青年会議所もない”と銘を打ち、地域の活性化問題に真正面から向き合っていきます。しかし、地域の活性という問題は長期に渡り持続して行う必要が有ります。
2015年の魚沼青年会議所は、地域活性に取り組む上で、長期計画を策定しなければなりません。その上でとても大事にしていかなければならないのは、魚沼地域の人と心の繋がりを強固にし、子供達に輝ける魚沼を提供する事です。
魚沼青年会議所は、メンバーと地域の人たちが笑顔で楽しくやりがいのある事業を展開し、メンバー1人ひとりが地域の人達と共に笑い合える日々を創り出す“基礎”を築きます。

○ 資質向上
資質の向上は一朝一夕で成るものではありません。一歩一歩、成長という目標へと歩みを止めずに歩き続ける必要が有ります。その道のりは果てしなく厳しく、そして、果てしなく遠いものだと思います。その険しさも、仲間たちと共に楽しみ、切磋琢磨し、笑顔で行動することにより乗り越えることができ、その経験は確実にメンバーの質を向上させるものであります。
魚沼青年会議所は所属するメンバーに今一度、青年会議所の役割と意義を再確認する事業を行い、その資質にさらに磨きをかけます。また、魚沼地域の問題を取り上げ、その問題を魚沼青年会議所のメンバー同士が共有し、自らの資質に問いかける機会を設ける事で資質向上につなげていきます。あらゆる経験値を積み重ねて、自身を高め、私達がこの地になくてはならない、魚沼地域の“大黒柱”という存在になります。

○ 青少年育成
現代は、急激な情報化社会になり、私達でもその流れに乗るのは容易ではありません。子供達は次々と出てくる新たな情報に、その多大なる吸収力で当たり前のように吸収して行使してしまいます。しかし、その情報が良い事なのか悪い事なのかの判断ができずに、自分の力を振り回してしまいます。私達が、魚沼の子供たちの道標である以上、その情報に潜んでいる危険性を子供たちと共有した上で共に成長する事が出来るのならば、子供たちの持っている“溢れる創造力”を引き出す手伝いが私達にも出来ると思います。
魚沼青年会議所は、子供たちの輝ける将来とその眩しい笑顔を守るために、行動しなければなりません。降り注ぐ危険から子供たちを守る“屋根”の役割を果たす事を目標として行動していきます。

○ おわりに
魚沼青年会議所はとても少人数のLOMです。少人数であるからこそ、想像力・団結力をより強いものにする必要があります。その為には、メンバー全員が笑顔でいれる環境と率直な意見を出し合える環境が必要不可欠です。笑顔でいれる環境というのはとても難しいものだとは思いますが、メンバーが共に手を取り合い助け合う事と、互いに思いやる気持ちを大切にする事で、メンバーの笑顔が輝くことができるものと思います。言葉では容易く言える事でも、行動に移すとなるととても大変ですが、魚沼青年会議所のメンバーには、何があってもまず笑顔で行動に移してもらうことで、自分自身の行動を意義のあるものにしてほしいです。また、率直な意見を出し合える環境もまた難しいものだと思います。私を含め、魚沼人は引っ込み思案なところがあります。自分の持っている意見と相手の意見を出し合う環境を整えるためには、相手のことを信頼することで、自分もまた信頼してもらう関係を築くことです。その為には、いかに自分が笑顔で居られる環境に身を置くことが出来るかによると思います。大事なことは、相手の事を思いやることで、自分もまた笑顔になれるということだと思います。
2015年の魚沼青年会議所は、心からの笑顔で青年会議所の活動することにより、会員という地盤を強くし、揺るがない地域の基礎を造る“きっかけ”を創り出す事で、メンバー自身の心中に太い芯を持ち、将来ある子供たちを守り愛しむ事が出来る団体へと昇華します。

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